ホームページ制作 2021年10月8日

D2Cを成功させるためにおさえておきたい4つのポイント

前回の記事では、D2Cとは何なのかについて説明させていただきました。
今回は、D2Cをこれから始めるという方に向けて、これだけはおさえておきたいという4つのポイントをご紹介します。

D2Cにふさわしい商品

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現在のD2C市場の中心は、美容・ファッション・ラグジュアリーブランド・コンプレックス商材・お茶、お酒などの飲料などです。また、D2Cブランドに重要なのな「高付加価値」商品であることです。ネットの手数料や送料を払ってまでその商品を買いたいと思えるような、価値や体験を提供する必要があります。

D2Cを成功させるための4つのポイント

ユーザーとのコミュニケーションを大切にすること

一方的な販売ではなく、購入ユーザーなどの声や要望などを反映し、より良い商品づくりを行うことです。D2Cは直接ユーザーと取引を行うため、顧客データの活用ができます。顧客データを有効に活用し、メールやSNSなどでユーザーに意見を聞き、商品開発に反映させたり、セールス情報を送信したりコミュニケーションを取ることが可能なのです。このように顧客関係を構築することで、ブランドロイヤリティを高めることが可能です。

開封体験のデザインを行う

店舗をもたないD2Cブランドにとって、商品をネットで購入したユーザーのタッチポイントは、商品が梱包された箱です。ブランドの第一印象は箱を見て、開封する瞬間に決まってしまうのです。プレゼントのように梱包され、キレイで、ワクワクするようなパッケージをデザインすることで、ユーザーはブランドに好印象を抱き、再び購入したいという前向きな気持ちになるでしょう。また、最近では開封動画という、商品のパッケージを開封する動画が、YoutubeやInstagramで人気を博しています。競合に差をつけるためには、開封体験をデザインすることは必須と言えるでしょう。

高付加価値商品であること

「世界一履き心地のよい靴」アメリカ発のシューズD2Cブランド:Allbirds

D2Cブランドの場合、スーパーのような品揃えや価格で勝負してはいけません。ブランドの誕生秘話、なぜその商品を作ったのか、成分や素材のこだわり、完成への試行錯誤など、商品の価値を伝えることが重要です。「世界一履き心地のよい靴」として選ばれたAllbirds(オールバーズ)もD2Cブランドとしてスタートした時は、品質をこだわり抜いた「たった1足のみ」の商品ラインナップでした。

共感できる価値観やブランドストーリがあること

Allbirdsを例に共感できる価値観やストーリについて解説します。Allbirdsは履き心地がよい靴という商品価値とは別に、サステナブル(持続可能)な素材と製法にこだわった地球にやさしい靴であるという特徴があります。地球の気候変動の原因の一つが、年間21億トンもの二酸化炭素を排出するファッション業界にあると考え、プラスチックではないウール、ツリー、サトウキビなどの自然素材で使った商品づくりに取り組んでいます。自分たちの与える影響に責任をもち、地球の負担を無くすだけでなく、地球に良い影響を与えるといった価値観やストーリがブランドに込められています。Allbirdsが世界的に人気な理由は、履き心地のよさはもちろん、共感できる価値観やストーリーがあるからなのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。D2Cブランドで大切なことは、ブランドから顧客に対して商品を通してメッセージを伝えることです。また、顧客からのメッセージを受け取り、商品開発や、セールスなどに反映させる顧客関係の構築が大切と言えるでしょう。つまり、お店側と顧客側での双方向のコミュニケ―ションがポイントになります。

Allbirdsのような高付加価値D2Cブランドの台頭を見るに、テレビCMや広告などで作られたブランドイメージで商品を売る時代から、自社サイトなどを利用してブランドのメッセージ(ストーリー・価値観)を発信する時代になりつつあるのではないでしょうか。

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