スマホを重視するなら知っておきたい!スマホ特化型サイトを解説
みなさんは、スマホに特化したウェブサイトを見たことがあるでしょうか?
スマホの使いやすさやを重要視する言葉で、モバイルファーストという言葉がありますが、このモバイルファーストの考えを突き詰めたのが、スマホ特化型ウェブサイトです。
スマホ特化型ウェブサイトとは?
スマホ特化型ウェブサイトとは、名前の通りスマートフォンに特化したウェブサイトのことです。
スマホ特化型ウェブサイトは特殊なレイアウトなため、通常のウェブサイトと比較しながら、特徴について詳しく紹介していきます。
通常のウェブサイトについて
まず始めは、通常のウェブサイトについてご説明します。
ウェブサイトを制作する際は、上の図のように複数のデバイスに最適化されたレイアウトを用意します。
必要なレイアウトは「パソコン」「タブレット」「スマートフォン」となるため、一つのウェブサイトを制作するのに、最低でも3つのレイアウトが必要になります。
メリット:デバイスに応じた柔軟な見せ方が可能
パソコンでは画面いっぱいに写真を見せたり、スマートフォンでは情報を少なくするなど、「デバイスに応じた最適なレイアウト」を組むことができます。
デメリット:制作コストがかかる
レイアウトを複数用意することで、ウェブサイトを制作するコスト(工数)がかかります。ウェブサイトの内容によっては、タブレットでの閲覧が1%以下であったり、BtoCのサイトでは、スマートフォンでの閲覧が90%以上を占めることもあります。デバイスによって閲覧数の差が激しい場合は、効率的に制作を行うために、重視するデバイスを決めるという手もあります。
スマホ特化型ウェブサイトについて
それでは、スマホ特化型ウェブサイトは、通常のウェブサイトと何が違うのでしょうか?
スマホ特化型ウェブサイトは、「(ほぼ)スマートフォンのレイアウト」のみで、サイトを公開させることができます。
タブレットやパソコンのレイアウトは、必要最小限のメニューや背景画像などで構成されているため、(ほぼ)スマートフォンのレイアウトのみで、サイトを公開できるという訳です。
メリット:制作コスト(予算と期間)を削減できる
スマホ特化型ウェブサイトのメリットは、パソコンやタブレットのレイアウトを殆ど作成する必要がないため、制作コスト(予算と期間)を削減できる点です。素早くサイトを立ち上げたい場合や、期間限定でサイトを公開したいときなどに適していると言えるでしょう。
デメリット:パソコンユーザーが多いサイトには不向き
スマホ特化型ウェブサイトのデメリットは、パソコンユーザーが中心のウェブサイトには不向きという点です。
スマホ特化型ウェブサイトは、パソコンユーザーにとっては使い勝手が悪かったり、見慣れないレイアウトのため、違和感を与えてしまう可能性があります。
企業ホームページや、BtoBサービスのサイトなどは、パソコンユーザーが多い傾向にあるため、スマホ特化型ウェブサイトと相性が悪いと言えるでしょう。
なぜスマホ特化型ウェブサイトなのか?
スマホ特化型ウェブサイトを選ぶ理由には、制作コストの削減以外にも、インターネットの利用環境の変化があります。
LINEが2022年上期に行ったインターネットの利用環境に関する調査によると、インターネットの利用環境は、スマートフォン利用者が96%、パソコンの利用者が43%となっています。
この調査結果から、殆どの人がスマートフォンでインターネットを利用しており、過半数の人がスマホだけを利用しているということが分かります。
スマホ特化型ウェブサイトは、パソコンを利用しない層がターゲットの場合、最適な方法であり、今の時代に合ったウェブサイトの新しい形とも言えるのではないでしょうか。
スマホ特化型ウェブサイトはどんなサイトに向いている?
スマホ特化型ウェブサイトの制作を検討する際は、これから制作するウェブサイトの内容が、スマホ特化型に向いているのかを知る必要があります。
下記の条件が含まれるウェブサイトは、スマホ特化型を検討してみる価値があるかもしれません。
一般消費者を対象としたサイト
スマホ特化型サイトは、飲食、化粧品、ファッション、美容、健康、宿泊などの「一般消費者を対象としたサイト」に適しています。
業種によっては90%前後がスマホからアクセスされているため、ウェブサイトもスマホの使い勝手を最優先に考える必要
期間限定やキャンペーンサイト
キャンペーンやイベントなど期間限定でサイトを公開したい場合は、スマホ特化型ウェブサイトを検討してみるといいでしょう。
スマホ特化型ウェブサイトであれば、制作費用を削減し、スピーディーなサイト公開が可能になります。
女性をメインターゲットとしたサイト
スマートフォンのみを利用しているという女性は年々増加傾向にあります。
2022年にLINEが行った調査によると、スマートフォンのみを利用しているという男性が41%なのに対し、女性は68%と、男性と比べ圧倒的にスマートフォンのみを利用する人が多いことが分かります。
このことから、女性をメインターゲットとした商品やサービスは、スマホ特化型ウェブサイト検討の余地があるかもしれません。
スマホ特化型ウェブサイトの参考サイト
最後に、スマホ特化型ウェブサイトの参考サイトをいくつかご紹介します。
BOTANIST | GREEN WISHES
https://sustainable.botanistofficial.com/campaign/mountainday/
泡おもい | 肌にも未来にもやさしい無添加石けん
SALONIA公式サイト
https://salonia.jp/special/firstbeauty/
大竹栄養専門学校
https://www.ohtake-nutrition.ac.jp/
Hello! Family
https://hellofamily.kokuyo.co.jp/
まとめ
スマホ特化型レイアウトは、制作費用やスケジュールに合わせて柔軟に対応できる反面、まだ一般的なレイアウトではないため、使いどころが限定されています。
スマホ特化型レイアウトでサイトを制作する際は、ターゲット層やデバイス比率を事前に把握しておくのが良いでしょう。
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