ホームページ制作 2021年12月10日

企業の透明性を高め、ウェブサイトで発信する5つの方法

誰もが知る大企業でも、数字を偽装したり、事実とは異なる情報を掲載して問題となるケースがあります。消費者や取引先となる企業は、疑いの心を持って情報収集をしており、企業は信頼を得るために苦戦を強いられています。

今回は、信頼を得るために重要な「透明性」について説明した後、ウェブサイトを活用した透明性の高め方についてご紹介したいと思います。

透明性とは

まずはじめに透明性とは何でしょうか。透明性とは、簡単に言うと会社の情報をオープンにしていることです。企業のビジョンやミッション、会社の特徴、活動内容が第三者から理解されているほど、透明性が高い企業であると言えます。

以前に比べ、企業の透明性が重視され始める

アメリカの消費者を対象とした調査によると、86%の人が企業の透明性が以前より重要になっていると回答しています。透明性とはなんですか?という問いに対しては、「企業が消費者に対してオープンであること(59%)」、「明確であること(53%)」、「正直であること(49%)」と答えた人が最も多かったようです。

透明性が保証されている製品を望む消費者

この調査によると、73%の消費者が、完全な透明性が保証されている製品・サービスに対して、より多くのお金を払うことを望んでいます。

つまり、透明性を優先することで、ユーザーの信頼を獲得し、売上を伸ばし、企業の評判を高めるという大きな報酬を得ることができると言えるでしょう。

出典:https://sproutsocial.com/insights/data/social-media-transparency/

事例:徹底した透明性を追求するD2CアパレルブランドEverlane

エバーレーントップページ

サンフランシスコ初のD2CアパレルブランドEverlane(エバーレーン)はブランドの透明性を高め、成功を収めています。Everlaneは徹底した透明性を掲げ、服を作るのにどれくらいの費用がかかるのか、材料から人件費、送料に至るまで、すべてのコストを公開しています。透明性を追求することは、信頼関係を築くことに繋がると同時に、企業の姿勢や取り組みに対して共感を生むことができます。

エバーレーンの原価ページ

Everlaneのaboutページ:https://www.everlane.com/about

ウェブサイトの透明性を高める具体的な5つの方法

ここからは、ウェブサイトの透明性を高める具体的な5つの方法についてご紹介していきます。

1.個性的なAboutページを作る

Aboutページとは、会社情報や企業ミッションを掲載するページです。このAboutページを可能な限りオリジナルで個性的な内容にすることが大切です。例えば、実際に働く従業員の顔を掲載することで、企業に人間味が加わりサービスへの親近感を持ってもらえます。親近感を持ってもらうためにも、ウェブサイトで利用する画像は写真素材ではなく、オリジナル画像が好ましいです。

2.価格を明確にする

ウェブサイトで犯しがちな過ちの一つは、価格を表示しないことです。可能であれば、価格を具体的に記載してください。サービスの値段をサイト上に掲載しないというのは、透明性を下げてしまいます。決まった価格がない場合でも、およその値段を記載するようにしましょう。そもそも、初めて取引を行う相手で、価格が不明な商品を買いたいと思うユーザーは少ないでしょう。

3.ユーザーの声や顧客情報を掲載する

評判の良い会社であることを証明するために、顧客情報を掲載することは、透明性を高め、信頼性を向上させます。BtoBであれば過去に取引があった企業のロゴを掲載し、BtoCであればお客様の声を掲載します。BtoBであればプロジェクトの概要を、BtoCであればレビュー内容を掲載すること効果的です。更に、顔写真や名前を加えることで、より信憑性が増します。

4.ストーリーを伝える

ビジネスを始めたユニークな動機、企業のアイデンティティ、誕生秘話などを伝えましょう。製品ではなく、企業のストーリーの部分にこそ価値があり、共感や透明性を高める要素になります。何を信じているのか、なぜその製品を作るのか、というアイデンティティこそが、ユーザーの心を掴み、製品の質を高める要素なのです。

5.目指す姿、これから向かう先を伝える

もし、理想的なポリシーや文化を確立していなくても、それが確立されるまで待つ必要はありません。今、目指している姿、これから向かう先をウェブサイトに記載し、そのプロセスをユーザーに伝えてください。企業の向かう先をしっかりと伝えることが透明性に繋がります。

ウェブサイトは企業の透明性を発信していく最適な方法

透明性が与える影響や、ウェブサイトで企業の透明性を発信する方法をご理解いただけたでしょうか。ウェブサイトではサービスや商品を打ち出すことに注力しがちですが、モノやサービスが溢れている現代には、企業としてのポジションを確立することが大切です。情報を偽ったり、不利になるような事実を隠すのではなく、真摯に顧客と向き合う姿勢が企業には求められます。

記事の著者:

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