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ホームページ制作 2022年5月13日

今日からできる!デザイン思考を取り入れるための5つのプロセス

今回は、デザイン思考について解説していきます。

デザインと聞くと、見た目の表層的なデザインを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ですが、今回紹介するデザイン思考は、見た目のデザインではなく、ビジネスに対するデザイナー的考え方のことです。

デザイン思考は、製品開発やイノベーションに活用することができるので、デザイナーはもちろん、ビジネスパーソンなら理解しておきたい思考法となっております。

デザイン思考とは?

デザイン思考とは、ユーザー視点で時代に合った製品を制作する思考法です。

もう少し詳しく説明すると、問題や課題に対して、デザインを行う際のプロセスを活用して解決策を見出すプロセスのことです。

デザイン思考がなぜ必要なのか?

従来までは、機能や品質が優れたモノを作れば売れる時代でした。

ですが、モノや情報があふれる現代において「機能や品質で差を出すことは難しく、競合との差が付きづらく」なってきました。

新しい機能を追加すれば売れるという時代は終わり、これからの時代は顧客のニーズを読み取り、競合にはない新しい価値を提供していく必要があるのです。

そこでユーザー中心設計のデザイン思考が注目を集め、トヨタ、ヤフー、Apple、LINE、Spotifyなど多くの企業も、製品やサービスの開発にデザイン思考を取り入れています。

デザイン思考のプロセス

デザイン思考のプロセスを説明している図

デザイン思考のプロセスには「共感」「問題提起」「アイデア」「プロトタイプ」「テスト」と、5つの段階があります。このプロセスは場合によっては戻ったり、飛ばしたりと前後するため、各プロセスは意識をする程度で良いと思います。

  1. 理解・共感(Empathize)
  2. 問題提起(Define)
  3. アイディア(Ideate)
  4. プロトタイプ(Prototype)
  5. テスト(Test)

01.理解・共感

最初のプロセスは、理解と共感です。

製品やサービスを使うユーザーがどのように考え、感じているかを理解することが目的です。そのためには、アンケートやインタビューなどのユーザー調査を行い、ユーザーの姿や課題を発見します。

02.問題提起

問題提起では、アプローチするべきユーザーのニーズを明確にし、定義します

ニーズを定義する際のポイントは、「これが欲しい」といったニーズではなく、「これを解決したい」というニーズを考えることが大切です。

例)ドリルを買う人が欲しいのは、「ドリル」ではなく、「穴」が欲しい

03.アイディア

ユーザーニーズを見つけ、解決すべき問題点を探したら、次はアイディアを出します。

問題を解決できるアイディアを出来るだけ多く出すことが重要です。

04.プロトタイプ

問題を解決するためのアイディアが浮かんだら、アイディアを形にするためのプロトタイプを作成します。

プロトタイプを作ることで、アイディアの段階では気付くことが出来なかった問題点を発見することができるかもしれません。

また、プロトタイプを作る際は、細部には拘らず、出来るだけ簡単に素早く作ることがポイントです。

05.テスト

プロトタイプを想定ユーザーに利用してもらうことで、フィードバックが得られます。

フィードバックを元に何度も検証を繰り返すことで、より良いものを作ることができます。

フィードバックの内容によっては、プロセスの最初に戻ったり、新しいアイデアを出したりする必要があるかもしれません。

最終的に、満足のいく製品に仕上がるまで、プロセスを繰り返します。

まとめ

今回は、デザイン思考のプロセスと概要を簡単にご紹介しました。デザイン思考は、製品以外にも、プロジェクトや組織課題にも当てはめて活用することができます。

下記は、デザイン思考の各プロセス毎の要点です。

理解・共感:製品やサービスを使うユーザーがどのように考え、感じているのか理解する
問題提起:ユーザーのニーズを明確にし、定義する
アイディア:問題を解決できるアイディアをできるだけ多く出す
プロトタイプ:細部に拘らず、できるだけ簡単に素早く作る
テスト:フィードバックを元に何度も検証を繰り返す

ユーザー視点で時代に合った製品やサービスを制作するために、デザイン思考のプロセスを意識してみてはいかがでしょうか。

記事の著者:

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