デザインの成功確度を上げるデザインリサーチとは
サイト、アプリ、製品などのデザイン(設計)をしているときに、本当にこのデザインで良いのだろうか?ユーザーのニーズに答えられているのだろうかと感じることはございませんか?
今回は、そんな悩みを解消するデザインリサーチについて、ご紹介したいと思います。
デザインリサーチとは
デザインリサーチとは、デザインのアウトプット、アイデアの発見、課題を知るための調査のことを言います。
デザインリサーチは、デザインをしながら行われるもので、デザインに情報を与え、ユーザーのニーズを適合し、リスクを軽減することができます。
デザインリサーチの多くはフィールドワークが中心で、少人数を対象とした定性的な調査が主になります。
フィールドワークとは?
フィールドワークとは、簡単に言うと「現場以外の人々から情報を得る事をいいます。」現地を訪れ、直接観察することが特徴で、聞き取り調査やアンケート調査などが当てはまります。
定性的な調査とは?
リサーチの種類は大きくわけて「定量調査」と「定性調査」の2種類あります。
まず、定量調査は、物事を数値や量で表すことができるものを調査することで、「アンケート調査」などが該当します。
一方、デザインリサーチに利用される定性調査は、個人による発言や行動など、数値では表すことができないものを調査することです。
代表的な調査には、「インタビュー」などがあります。
デザインリサーチの手法
ここからはデザインリサーチの手法を4つ程、ご紹介していきたいと思います。
A/Bテスト
パターンAと、パターンBを作成し、どちらが良いかを測定する最もポピュラーなリサーチ方法。
メインビジュアルを2種類用意し、どちらが効果的かユーザーに評価してもらう方法です。
マーケティングでは、広告の成約率などのデータを比較し、成果が出ているパターンを見つけるのに利用され、製品がローンチされた後に行われることもあります。
ゲリラリサーチ
デザインやプロトタイプをカフェなどの公共の場に持ち出し、通行人に感想を求めることでフィードバックを得る方法です。
ポイントは事前に質問内容を用意しておくことです。質問内容を用意しておくことで、フィードバックの質を高めることができます。
質問はシンプルな内容で3つ程度に絞ると良いでしょう。ターゲットの獲得が難しい場合は、コーヒーを一杯奢るといった謝礼を用意すると調査に応じてくれるかもしれません。
カードソーティング
要素が書かれたメモを用意し、そのカードをカテゴリー毎に仕分けしてもらうリサーチ方法。
コンテンツの優先順位を決めたり、不要な機能やサービスを事前に防ぐことができます。
例えば、美容室のWebサイトを制作する場合に、お店の外観や、スタイリスト、割引クーポンなどのコンテンツが書かれたカードを用意し、「見たい」「見てもよい」「見ない(不要)」のカテゴリーに分類してもらうことで、コンテンツの需要などを調査することができます。
カードソーティングは製品が無くても実施することができ、その場で質問をすることで、更に深堀りをすることもできます。
インターセプト
街角で声をかけて調査協力をお願いし、その場でフィードバックを得る方法です。
インターセプト調査は迅速かつ、予算を掛けずに調査を行うことができます。インタビューの内容はゲリラリサーチ同様、予め短めの質問項目を用意しておき、謝礼を用意しておくことがオススメです。(ショッピングモールや駅などで調査を行う際は、事前の許可が必要になります)
まとめ:デザインリサーチで製品の確度を上げよう
いかがだったでしょうか。デザインリサーチを行うことで、新たなアイデアや課題に気付くことができ、製品のクオリティも高めることができます。
製品に不要な機能を付けてしまうといったミスも事前に回避することができるため、設計のタイミングで、デザインリサーチを行うことをオススメします。
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