沢山の人が集まってクエスチョンマークを作っているイラスト
ホームページ制作 2022年6月10日

ユーザーから選ばれるサービスづくりに「ペルソナ」を活用しよう

多くの方はペルソナという言葉を既にご存じかもしれません。ですが、ペルソナの作り方まで理解しているという方は少ないのではないでしょうか。

今回は、そんなペルソナの作り方について、ご紹介していきたいと思います。

ペルソナとは

デスクを囲み笑顔で話し合うグループ

ペルソナとは、サービスや製品を利用する可能性がある典型的なユーザー像のことです。

実際にその人が実在しているかのように、年齢、性別、年収、価値観、趣味等を詳細に作り込んでいきます。

ペルソナを作成することで、ユーザーが抱えている問題や悩みが明確になり、ユーザーから選ばれるサービスをつくることができるようになります。

モノやサービスで溢れる時代だからこそ、選ばれるサービスをつくるためには、ユーザーに焦点を絞る必要があるのです。

ペルソナの作り方

それでは、ペルソナの作り方を見ていきましょう。

ペルソナの作り方やフォーマットに決まりはないため、プロジェクトやサービスにあった形で作るようにしましょう。

今回は、例としてデザイン会社Goodpatchさんのフォーマットを参考に解説させていただきます。

ペルソナの作成に必要なのは、下記の4ステップです。

  1. ペルソナに関する情報を集める
  2. 情報をペルソナシートに反映する
  3. ペルソナを具体化する
  4. メインターゲットを決定する

①ペルソナに関する情報を集める

まずは、ペルソナを作るために必要となる情報を集めます。

インタビュー、アンケート、2次データなどを活用し、自分たちの主観ではなく、客観的な情報を元に作ることがポイントです。

インタビュー

リアリティあるペルソナを作るために、インタビューは欠かせません。

ペルソナは、理想的な顧客を発見するのを最終目的としているため、既存顧客へのインタビューを行う場合は、顧客生涯価値の高い顧客を対象にするのがよいでしょう。

アンケート

アンケートはインタビューと同様に、製品についてどのような考えを持っているのかを知ることが出来る方法です。アンケートフォームなどを活用すれば遠隔でも実施することができ、インタビューより気軽に実施することができます。

データの活用

社内で過去にユーザーの声を集計している場合は、ペルソナの制作に利用できるかもしれません。その他にも、ネット上で公開されているデータや、口コミ、SNSなどから情報を集めることもできます。

②情報をペルソナシートに反映する

ペルソナに関する情報を集めたところで、その情報を利用してユーザー像を具体化していきます。

情報を具体化するために、ペルソナシートと呼ばれる資料を作成します。

ペルソナシートとは、ペルソナの具体的な人物像を表すために、性別や年齢、経歴や、悩み、価値観などをまとめたシートのことです。

このフォーマットでは、下記の項目を記載します。

  • PROFILE(どんな経歴の人物なのか)
  • BEHAVIOR(どんな行動様式をとるのか)
  • PAIN(どんな悩みを抱えているのか)
  • GOAL(どんな目的をもっているのか)

インタビュー内容から、ペルソナが抱えている悩みや目的を見つけ出すことで、ユーザーニーズを把握するのに役立てることができます。また、人物のイメージ画像を入れることで、よりリアリティのあるペルソナを作ることができます。

③ペルソナを具体化する

ペルソナシートを元に、最終的なペルソナを作り上げます。

ペルソナは一つではなく、2~4枚と複数用意する事が多く、インタビューやアンケート内容をそのままペルソナに反映させることもできます。ペルソナの作成は、プロジェクトやサービスに応じて適切な形を取りましょう。

ペルソナの項目には、下記のような項目を記載します。

  • イメージ写真
     人物像と重なるイメージ写真を用意。
  • プロフィール
     名前、年齢、職業、収入、家族、所在地、日常の行動などの情報
  • 一言
     ペルソナを一言で言い表す
  • 消費行動
     製品を利用する際の価値基準、良く買う商品、きっかけ、決め手等の行動基準

④メインターゲットを決定する

ペルソナを作成したら、ペルソナの中からメインターゲットを決めます。

メインターゲットとは、その製品やサービスを最も使うであろう人のことです。

メインターゲット目線で製品やサービスを設計することで、ユーザーから選ばれるサービスをつくることができます。

まとめ

今回は、ペルソナについて紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

最後に、ペルソナを作る際の注意点を下記にまとめました。

  • ペルソナの設定は分かりやすく、複雑でないものにする
  • 理想や主観などで作成しない
  • 既存顧客ではなく新規顧客の目線にたつ
  • 作成後はプロジェクトメンバーで共有する
  • 一度設定したペルソナは何度も再考する

ぜひ、ユーザーから選ばれるサービス作りにペルソナをご活用ください。

参考:https://goodpatch.com/blog/persona

記事の著者:

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