近くの店舗をgooglemapで探している様子
ホームページ制作 2022年12月2日

Googleビジネスプロフィールを上位表示する「MEO対策」とは?

皆さんはMEO対策という言葉をご存じですか?

地域を対象とした店舗型のビジネスを展開されている方は、ウェブ集客に「MEO対策」を考えてみるのも良いかもしれません。

今回は、なぜMEO対策なのか?その理由とMEO対策のやり方まで、ご紹介します。

MEOとは?

まず初めに、MEOについてご説明します。

Googleで検索を行うと、地図付きで検索結果が表示されたことはありませんか?
その地図付きの検索結果で、ビジネスを上位に表示する施策のことをMEO対策と言います。

MEOは、Map Engine Optimizationの略で、直訳するとマップ検索エンジン最適化です。
地図付きの検索結果は「ローカル検索」とも呼ばれ、「関連性」「距離」「知名度」などの要素によって順位が決定しています。

なぜMEO対策?

それではなぜ、ウェブ集客にMEO対策がよいのでしょうか?
ウェブ集客にMEO対策がおすすめな理由は下記の5つになります。

1.2022年スマートフォン比率は94%

NTTドコモが行った調査によると、携帯電話のスマートフォン比率は2022年時点で94%と、携帯電話を持つ殆どの人がスマートフォンを利用している状況です。2010年時点では4%であったことから、ここ10年で急速に普及したことが分かります。

スマートフォンで検索を行うユーザーは、出先で近くのお店やサービスを調べる割合が高いため、コンバージョン(成約)に繋がる可能性が高い顧客と言えます。

引用元:https://www.moba-ken.jp/project/mobile/20220414.html

2.スマホユーザーの88%はローカル検索を行っている

Googleの調査によると、88%の人がスマーフォンを使用してローカル検索を行っています。

ローカル検索とは、通常の検索結果とは異なり、地域の近くにあるビジネスや店舗を優先的に表示する仕組みです。

このことから、地域をターゲットとした店舗やサービスを展開している企業は、まずローカル検索で上位に表示されることが重要であると言えるでしょう。

参考:https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-strategies/search/how-advertisers-can-extend-their-relevance-with-search-download/

3.ローカル検索を行った50%がその日に訪問している

さらに驚くべきことに、ローカル検索を行った50%が24時間以内に店舗に足を運んでいることがGoogleの調査で分かりました。

このことからもローカル検索を行っている人は、購買意識が高く、今すぐ客である可能性が高いことが分かります。

4.ローカル検索の数は4年で34倍に増加

少し前のデータですが、2011年から検索の数は増え続けており、2015年までの間で34倍以上に増えています。(Google調べ)

下のグラフから分かるように、近くの〇〇と調べるユーザーが2014年付近から急激に増加しています。

このことから、ローカル検索で店舗やビジネスを探している人が増えたことが分かります。

5.急増するGoogle検索やマップ利用

これまで飲食店や美容院などが集客をする手段として最も利用されていたのが、予約サイトです。

飲食店を例にすると、予約サイト(食べログ、ぐるなび、ホットペッパー)の利用率は依然として高いのですが、2021年以降の調査によると、Google検索やGoogleマップの利用が急増していることが分かります。(テーブルチェック調べ)

予約サイト(グルメサイト)の利用・閲覧頻度が減った理由としては、「自分好みのお店が見つからない」が不満理由のトップでした。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000023564.html

上記の理由から、今後もGoogleマップや、Google検索の需要が増していくことが予想されます。

MEO対策のステップ

MEO対策の重要度を理解していただいたところで、ここからは、GoogleマップやGoogle検索で上位に表示するための、MEO対策をご紹介したいと思います。

下記の内容を実施することで、ローカル検索で競合と差を付け、見込み客に存在感をアピールすることができます。

1.Googleビジネスプロフィールの構築

まずは、Googleビジネスプロフィールの作成を行いましょう。
既にGoogleビジネスプロフィールがある場合は、オーナー申請を行ってください。

オーナー申請後、各項目を記入し、ビジネスプロフィールを完成させます。

ビジネスプロフィールの「カテゴリ」は、検索結果に大きな影響を及ぼすため、自分のビジネスを表すカテゴリを選択するようにしてください。

2.コンテンツを投稿する

ビジネスプロフィールの構築が完了したら、コンテンツを投稿しましょう。

新着情報や、セール情報などがある場合は、ビジネスプロフィールの投稿機能を活用します。

投稿機能は、検索順位に直接影響を及ぼしませんが、積極的な投稿はビジネスプロフィールを閲覧したユーザーのコンバージョン率(成約率)を高めることができます。

3.レビューの収集と管理

ユーザーは、お店や商品を検討する際に、レビューを最も参考にしています。

ビジネスプロフィールのレビューは、検索順位にも影響を与えるため、レビューの高評価率や数は、意識する必要があります。

レビューには可能な限り返信を行い、特に悪いレビューには必ず返信を行うようにしましょう。

悪いレビューは、ビジネスの売上に直接影響を与えるため、事実でなかったとしても、謝罪、対策、感謝の言葉、等の返信を行うようにしてください。
悪いレビューに返信を行うことで、ネガティブなイメージを少しでも軽減することができます。

4.ローカル向けにホームページを最適化する

ホームページと地域の関連性を高めることで、ローカル検索の順位に良い影響を与えることができます。

ホームページと地域の関連性を高める具体的な方法は、下記のとおりです。

  • 見出し、タイトル、ディスクリプションに地域名やキーワードを含める
  • 地域に関連した記事やページを作成する
  • 自治体や地域密着のメディアからリンクを獲得する

その他にも、顧客が求めているコンテンツの作成や、スマートフォン最適化などは、検索順位を上げる要因になります。

5.NAPの統一

NAPとは、Name(名前)、Address(住所)、Phone(電話番号)の頭文字を取ったものです。

NAPは全てのウェブサイトやSNSで、一言一句間違えずに表記を統一することが重要です。

Googleマップのランキングは「インターネット上の知名度」を重要視しているため、NAPを統一することで正しい知名度を伝えることができます。

逆に、NAPが統一されていない場合は、正しい評価をもらうことができません。

例えば、(株)〇〇や、株式会社〇〇など、微妙に表記が違っている場合、Googleの検索ロボットは、別々の会社であると判断するため、注意が必要です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

これまでの検索結果は、広告予算を多くもつ企業や、体力のある大手企業が上位に表示されていました。
しかし、ローカル検索やSNSが台頭したことによって、今後は「どんな企業やビジネスでも公平な競争ができる」ようになりました。

これから、地域を対象としたウェブ集客を考えている方は、ローカル検索から力を入れるのが良いかもしれません。

ローカル検索について詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ→ローカルビジネスが初めに取り組むべきホームページ対策とは

記事の著者:

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