ホームページのOSもバージョンアップしていますか?
先日某PCのメーカー直販営業さんからお電話をいただきまして。
そろそろWindows 7のサポート終了が近づいてきたので、Windows 10へ乗り換え需要が増えてきます。あわせてPCを買い替えになる企業様も増えますので、お早めにご検討いだければ
とのことでした。
ちょっと前まではいつまでも「このPCいつんのだ?」みたいな機器が業務で使われていることも世間的には少なくなかったような気がしますが、だんだんとOSの最新バージョンの維持、もちろんそれはセキュリティリスクの対策のためなんですが、定着してきたようでなによりだなあと思ったります。
ところで、御社のホームページのOSは、なにが使われていて、バージョンはなにで、ちゃんとサポートされているものか、ご存知ですか?
ウチは専門のレンタルサーバーを使っているから、セキュリティ対応はそのサーバー屋さんがうまくやってくれているはずだよ
と多くの方はおっしゃるかもしれません。
でも、そのレンタルサーバーって、何年前にご契約されたものでしょう?
Windows 95がリリースされてインターネットブームがおきた頃から…のものということはさすがにないでしょうけど (ないですよね??)、もしかしたら10年前にご契約されたものだったりしませんか?
それぐらい昔に契約されたレンタルサーバーだったりすると、案外その時代のまんまの環境で稼働しているかもしれません!?
みなさまが御自分の机の上でご利用のPCも、何年かおきに、特にWindowsのバージョンアップにあわせて新しいPCになり、その都度機能が増えたり性能が向上したりしていることでしょう。
でも、ホームページのサーバーって、意外と新しくする機会ってないですよね?
ホームページのサーバーレンタルは、実は年々価格が安くなったり、機能や性能が向上したりしています。
あるお客様が、WordPressというツールを導入して、自社スタッフでも更新しやすいホームページに刷新されました。
しかし、その際に以前からそれこそ何年も使われていたサーバーをそのまま使われたのですが、思いの外表示が遅くなり、ホームページのアクセス数も低下してしまったそうです。
単なる静的なHTMLファイルで構成されたホームページであればそのサーバーでも性能的には充分なのですが、WordPressはプログラムが動くので、その古いサーバーでは性能が不足していました。ですので、新しい別のサーバーをご紹介させていただきました。
また、とあるお客様は、専用サーバーで運用されており、管理権限もご自分で管理されていたのですが、使用しているOSのバージョンをおききしたら、Red Het Enterprise Linuxのバージョン5だ、とのことでした。
それはWindowsでいったらWindows XPの頃のものですし、そのままお使い続けるのは危険ですよ、とお話したのですが、サーバー提供している業者は特になにも言ってこなかったので問題ないと思っていた、とのこと。
専用サーバーやVPSのような利用者が管理権限を持つサーバーの場合は事前に提供するOSのバージョンが決まっています。そのバージョンはいつまでもサポートされるわけではありません。それはWindowsがいつまでも古いバージョンのまま使えるわけではないのと同じことです。そして、サーバー提供会社はすでに利用者は承知しているものだ、という前提で、そのバージョンのOSが既にサポートされていないものであるという連絡はしてこないことも少なくありません。
利用者が管理権限を持つものではなく、サーバー提供企業が管理しているレンタルサーバーではそういう問題はないのでしょうか?でも、そういうレンタルサーバーも、実際にはいまどきのWebプログラムをインストールしたら、実用に耐えないほど動作が遅かった、ということが上記のようにあったわけです。あれ?もしかして契約した頃のままの環境で動作している…なんてことは…わかりませんね。そういう情報は公表されていませんので。
というわけで、意外と忘れがちですが、御社のホームページが稼働しているWebサーバーももちろんコンピューターですので、お仕事に使っているWindowsPCのように、定期的に動作環境の刷新、つまり、サーバー契約の見直しをすることもご検討されたほうが良いでしょう。
業者がそこはやってくれているんだろう、と思っていると、案外それは利用者の責任で、となっている場合もあるかもしれません。
お盆前に怖いハナシ、というわけでもないのですけれども…
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